照明の豆知識③
今回は演色性ですね。
あまり聞きなれない言葉ですが、日常生活においては非常に重要な事だと思います。
ある物体を照らした時の物体の見え方に影響する性質の事です。
簡単に言いますと太陽の下で見えるモノの色に比べてどれ程正確に見えるか?って事です。
太陽光や一般的な白熱電球やハロゲン電球はRa100(Ra=演色評価数)と言われております。
という事は演色性の低い照明の下で見た色と太陽の下で見た色が違ってくるってことです。
皆さんが洋服や何かをお店で買って外で見たら“色が思っていたの違う~”って事になります。
お店の照明はどんな性質なのか?きちんと知っていないと思わぬことに・・・。
前のブログにもありましたがお魚の見極めが・・・って事ですよね。
昔々を思い出してください、お魚屋さんって顔や頭のあたりに白熱電球がぶら下がっていましたよね。
あれは大正解!お客さんにきちんと色を見て頂くための照明でした。
しかし、最近は要注意‼ 演色性が低くても新鮮に見せる光も作られているかも・・・
洋服や小物の色をしっかり確認して売り場で見える見え方が正解か?判断しましょうね。
最近はRa80とかのLED照明が販売されていて少しは良くなってきているようですが白熱電球に比べたら
まだまだ比較になりません。街灯の多くがLED化されていますがこの下で演色性が悪い!って事が
ハッキリと解りますので皆さんも一度見てください。Ra70位かそれ以下です。
まだ商品化されていないかもしれませんがLEDでもRa95とか98と言う白熱電球と変わらない演色性の
LEDが販売されてきました。ご家庭での照明ももう少しでしょう。キッチンやダイニング、リビングは
演色性の高い照明をお勧めします。
お料理が美味しくなるかも?
次回は光束(こうそく)Lm(ルーメン)について書きたいと思います。お部屋の中では明るさが影響します
のでかなりこれも重要ですよね。“40W相当”とか“60W相当”って表示がありますが買って来て
ガッカリ😭って事もあります。
電球物知り 羽貝